| サーバリックスについて |
| 1.子宮頚がん発症主要原因(約6割といわれています)「16型」と「18型」の2種類のHPV(ヒトパピローマウイルス)に対する感染を予防するワクチンです。
2.自然感染の11倍の抗体価を長期間維持します。ワクチンを接種してHPVに感染することはありません。
3.HPV16型と18型の持続感染、HPV16型もしくは18型が関与する前がん病変(CIN2+、CIN3+)の発症を92.3~100%予防します。
4.10歳以上の女性が接種対象です。通常、0、1,6ヶ月後に3回、上腕三角筋部に筋肉注射します。
5.国内および国外の臨床試験成績から引用しますと、接種局所の副反応としては、注射部位の疼痛、発赤および腫張、疲労、頭痛、関節・筋肉痛、胃腸症状、発熱等が見られましたが、大部分は軽症から中程度で、3回の接種スケジュールに影響はみられなかったといわれています。
6.サーバリックスで予防できない子宮頚がんは、これまで通り、検診により予防する必要があります。 |
| 更年期障害 |
更年期障害とは閉経周辺期である45歳~55歳で、この時期に卵巣機能の低下・停止が起こるとエストロゲンの分泌が減少または欠落が起こります。
エストロゲン(エストラジオール)が減少すると様々な症状が起こります。月経の間隔や経血量の変化から始まり、ホットフラッシュを始めとする自律神経関連症状(顔面紅潮から始まって、頸部や胸部の熱感や発汗など)他にはのぼせ、イライラ、肩こり、不眠、抑うつ症状、脱力感、動悸などがみられます。
更年期障害には個人差があり、半数以上の女性に起こります。検査には、血中ホルモンのエストラジオール、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)などを検査し、卵巣機能の低下や閉経後であることを確認します。
治療しなくても乗り切ることができる人もいます。日常生活に困難来す場合には、ホルモン補充療法による治療が行われます。その他の薬物療法には、精神安定剤、睡眠導入剤、自律神経調整剤、漢方製剤などが必要に応じて用いられます。 |
| プラセンタ |
| プラセンタ製剤には成長因子であるHGFの増殖効果がいわれております。様々な病気に効果あると言われています。日本でも約50年前頃から使用されており重篤な副作用も報告されておりません。強肝、抗炎症、免疫賦活、血行促進、自律神経調整、抗ストレス、抗疲労、基礎代謝上昇、活性酸素除去、内分泌調整、創傷治癒促進作用があります。保険適応疾患は当院製剤では更年期障害と母乳分泌不全のかたとなります。是非お試しください。 |
| 月経トラブルについて |
1.量・期間の異常
2日以内や8日以上持続する場合や普段と違う量でお悩みのかたに内 診・エコー検査やホルモン検査にて原因精査や器質疾患除外を行い改善します。
2.周期の異常
無排卵周期(原発性.続発性の鑑別特に体重減少性・神経性食思不振・多嚢胞性卵巣・高PRL血症・早発閉経)や機能性出血(月経や器質性・全身疾患以外の原因でおこる出血)の有無を内診・エコー検査やホル モン検査にて精査します。
3.月経に伴う症状
月経困難症(月経期間中に日常生活に支障ある病的症状)や月経前緊張症(PMS:月経前より起こり月経開始とともに消失する様々な症状)を器質疾患をまず除外し、内診・エコー検査や基礎体温検査にて精査します。特にPMSは月経が始まる1週間ほど前、つまり高温期の中頃から月経の初日にかけて、数えあげれば 150項目にもなるというほどの様々な心身の症状が起こることで、月経が始まると消えていきます。むくむ、乳房がはる、尿が減る、体重が増える、頭痛や吐き気、便秘などに代表される身体的症状と、イライラする、憂鬱になる、涙もろくなる、眠くなる、不安、疲労感などの精神神経的症状とがあります。当院ではピルの服用をお勧めしております。 |
| 子宮膣部びらん |
| 若い女性にみられるものです。女性ホルモンであるエストロゲンが発生に関係し子宮頚管腺細胞が増殖し頚管から子宮口外へと広がって、子宮膣部びらんを生じます。びらん面は細菌に対する抵抗力が弱いために炎症を起こしやすいため、黄色や白色のおりものが発生したり性交時の接触出血を起こしやすくなります。子宮膣部びらんは子宮頸がんの区別をするために、子宮がんの検査を行います。びらんがあっても無症状の場合は治療の必要はありません。 |
| 子宮筋腫 |
子宮筋腫は,筋肉の中にできる腫瘍であり、そのできる部位により,漿膜下筋腫,筋層内筋腫および粘膜下筋腫に分類されます。 症状としては,月経痛,過多月経,過長月経,腹部腫瘤触知,貧血などがあります.また,子宮筋腫が大きくなると周囲臓器を圧迫し,頻尿,排尿困難,便秘,腰痛などの症状もおこってきます。治療には手術療法の他に偽閉経療法や子宮動脈塞栓術、集束超音波療法がございます。診察によりご本人にあった治療法をお勧めしています。
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| 子宮内膜症 |
子宮の内側にしかないはずの子宮内膜細胞が、身体のさまざまな場所に勝手に発生し、そこで活動してしまうのが子宮内膜症です。初経後、10代後半から発生する可能性があり、今のところ閉経するまで完治しません。子宮内膜症は腹膜病変・卵巣病変(チョコレート嚢胞等)・深在性病変・子宮腺筋症と多くの病変を有します。発生原因は月経逆流説や胎性体腔上皮化生説・ダイオキシン説いわれています。月経痛、下腹部の痛み、腰痛、性交痛、排便痛など。
主な症状は強い月経下腹痛みや腰痛を訴えます。
不妊症になることもあり積極的な治療をお勧めしています。治療には薬物療法、手術療法、ホルモン療法が適用され、内膜の増殖抑制や、妊娠能力の向上、その他症状の改善を図ります。 |
| 卵巣腫瘍 |
卵巣は親指ぐらいの小さな臓器で、子宮をはさんで右左に1つずつあります。生殖細胞である卵子は卵巣内で成熟、そして放出され、卵巣では女性ホルモンを分泌しています。この卵巣は比較的腫瘍ができやすい臓器といわれています。腫瘍は良性腫瘍が大多数ですが、病理診断によって良性・境界悪性・悪性の3つに分類されます。腫瘍はある程度大きくならないと無症状ですが、大きくなっていくと次第に下腹部の違和感、腹部膨満感、下腹部痛などがあらわれてきます。
卵巣嚢腫がねじれた場合(茎捻転)や破裂した場合は、強い下腹部痛、悪心、嘔吐、発熱の症状が突然起こります。このような症状は卵巣嚢腫への感染でもみられます。超音波検査、CT検査、MRI検査、血液検査・内診をおこなって卵巣腫瘍の疑いがあるかを調べます。
治療には手術療法が行われます。
手術では6-7cm以上の卵巣嚢腫が対象となります。 |
| 非特異性膣炎 |
| 非特異性膣炎は、大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの一般細菌によって起こる膣炎です。からだの抵抗力が落ちて、膣の自浄作用が弱くなったときに発症しやすくなります。茶褐色や色のついた普段と違うおりものが増え、悪臭を伴うこともあります。 |
| カンジタ膣炎 |
| 実はこのカビはふだんから体内に住んでいる常在菌です。カンジダ・アルビカンスというカビが膣に増殖して炎症を起こします。病気や疲労、ストレスや妊娠等でからだの抵抗力が落ちたときや抗生物質を服用したときなど、膣の自浄作用が弱くなったときに発病しやすくなります。発病すると豆腐のカスのようなボロボロしたおりものが増え、外陰部に焼け付くような激しいかゆみが起こります。再発しやすいので再消毒が必要になる場合があります。 |
| トリコモナス膣炎 |
| トリコモナス原虫は男女ともに寄生します。男性は尿道炎などがみられますが無症状であることが多く、女性では膣炎や外陰炎などがみられます。膣炎に伴うおりものには悪臭があり、かゆみも伴います。ほとんどは性行為で感染しますが、浴場、便器、タオルなどから感染する可能性もあります。年齢的には30-40歳代の女性が多く、他のSTDより年齢層が高いことが特徴です。抗原虫薬にて治療します。 |
| 萎縮性膣炎 |
萎縮性膣炎は閉経後や卵巣摘出後の女性ホルモン(エストラジオール)の減少が原因で発症する膣炎です。
女性ホルモンが減少するため、膣粘膜が薄くなって萎縮してしまいます。その結果、傷つきやすくなって出血したり、細菌に感染して炎症を起こしやすくなります。このような状態で起こる炎症を萎縮性膣炎と呼びます。女性ホルモン膣座剤にて治療します。 |
| クラミジア感染症 |
| クラミジア感染症は主にクラミジア・トラコマチスによる感染症が多く、70%以上の人は無症状で、感染したことに気づかずに放置されがちですが、子宮頚管炎(子宮の入り口の炎症)を起こします。感染が卵管や卵巣、腹膜などに及ぶと下腹痛や性交痛が見られます。これらは不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。希に感染が上腹部まで広がり激しい腹痛を起こすこともあります。抗菌剤(マクロライド系)にて治療します。 |
| 淋病 |
淋病は女性の場合男性の場合よりは症状が軽く、自覚症状が少ないこともあります。
子宮頚管炎が多く、黄色い膿のようなおりもので気付くことがあります。感染が拡大して骨盤内に炎症を起こすと多くに発熱・下腹痛が見られます。治療せずに放置しておくと不妊症の原因になることがあります。抗菌剤の経口薬もしくは点滴にて治療します。 |